<Header>
<Author: 張謂>
<Title: 贈喬琳>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 喬林に贈る>
<BookPage: 127>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
去年上策不見收，
今年寄食仍淹留。
羨君有酒能便醉，
羨君無錢能不憂。
如今五侯不愛客，
羨君不問五侯宅。
如今七貴方自尊，
羨君不過七貴門。
丈夫會應有知己，
世上悠悠何足論。
<End Poem>
<Translation>
君は去年、官吏登用試験を受けたが通らなかった。今年はあいかわらず居侯ぐらしで、都に滞在している。しかし君は、そんなことはいっこうに苦にせず、酒があれば飲んでこころよく酔い、錢がなくなっても別に心配する気色もない。その心持ちはじつにうらやましいと思う。當世の権勢家たちは、あまり客を大切にするなどということはしない。さすがに君は、そんな權勢家の屋敷に出入しておへつらいなどしない。 また當世の貴族連中は、威張りちらして自ら尊大ぶるだけで、賢者を遇する道を知らない。さすがに君はそんな連中のところへ寄りつこうとはしない。とにかく常人どものできない高いほこりをもっていられるのは、じつにうらやましいかぎりだ。いやしくも堂々たる一人前の男子たるもの、必ずやおのれの眞價を知ってくれる人物に出逢うに相違ない。そこいらの世間にありふれた連中から相手にされなくても、そんなこ とは問題にするにもあたらないではないか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
君は去年、官吏登用試験を受けたが通らなかった。
今年はあいかわらず居侯ぐらしで、都に滞在している。
しかし君は、そんなことはいっこうに苦にせず、酒があれば飲んでこころよく酔い、
錢がなくなっても別に心配する気色もない。その心持ちはじつにうらやましいと思う。
當世の権勢家たちは、あまり客を大切にするなどということはしない。
さすがに君は、そんな權勢家の屋敷に出入しておへつらいなどしない。 
また當世の貴族連中は、威張りちらして自ら尊大ぶるだけで、賢者を遇する道を知らない。
さすがに君はそんな連中のところへ寄りつこうとはしない。とにかく常人どものできない高いほこりをもっていられるのは、じつにうらやましいかぎりだ。
いやしくも堂々たる一人前の男子たるもの、必ずやおのれの眞價を知ってくれる人物に出逢うに相違ない。
そこいらの世間にありふれた連中から相手にされなくても、そんなこ とは問題にするにもあたらないではないか。
<End Formatted Translation>